[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ミッションインポッシブルは1が一番スパイ大作戦っぽいんですが2度3度見ようと言う気がおきないんですよね、個人的にはだらだらとしている印象を覚えます。
2はスパイって言うよりも拳銃ぶっ放して殴り合いするだけの体力馬鹿になっていたのでイマイチ。
3でどうなるかと思ったけど個人的には今回が一番マシですね。
良くも悪くも肩の力を抜いて見られる娯楽作品と言った具合です、面白いと言えば面白いですが映画として素晴らしいかと言えばそうでもありません。
今回は全体的にスマートさに欠けます、イーサンが感情的になりすぎて直情径行になっています。
やっぱりスパイが感情的になるのは見苦しいですね、いくら恋人を誘拐されたからと言ってももっとスマートに冷静に助けて欲しかったです。
ただ感情的になってイーサンが一人で暴走と言った感じです、もっともこれはMIシリーズに共通していますが。
ラストで二人居る内の一人のボスとイーサンが対決するも基本的に見苦しい殴り合い、技巧も糞もない素人同士の喧嘩みたいな感じです。
そしてボスを倒したあとイーサンが頭に埋め込まれた爆弾を取るために使った電気ショックで気絶してしまいます。
その直前自分の恋人に銃の使い方を教えるのですが……恋人の腕前がプロ級w
拳銃の構造も知らないような素人がプロの殺し屋を瞬殺、おまけに黒幕も彼女が殺してしまいます。
…(゜д゜)駄目だろう!黒幕ぐらい主人公が倒せよ!
いや~びっくりしました、ラストの見せ場でイーサン・ハントいいとこ無しですw
今回はイーサン・ハントの人間性に迫ると言うのがテーマだったそうですがスパイ物で主人公の心の内とかやられると個人的には引きます。
ラストの方でちょっと垣間見える程度の演出は好きですが最初から最後までやられると個人的には中だるみにしか感じられません。
スパイ物は対決に向かう前のワンシーンで主人公の心の内が見えて後は感情を押し殺して戦うとか、最後の最後で涙を流すとかそんなもんでいいと私は思っています。
愛だの恋だのが動機で戦うのならスパイはやめろと言いたいです、そんな奴に世界の存亡をかけたくない。
スパイならあくまで任務優先、これがスパイ映画の条件だと思っています。
まぁ全ジャンルに言える事ですが「俺は世界平和のために戦うんだ!!」とか「僕がやるしかないんだ……」とか「ここまで犠牲になった人たちのためにも俺は負けない!!」とかも戦う動機としてはあまり好きではありません。
個人的に好き理由は「仕事だから戦う」、とにかく戦いに私情を持ち込まれるのは嫌いです。
私情を挟むくらいなら戦うなと言いたい。
よくある「恋人と世界どちらか一つを取れ!」みたいので悩んでから結局恋人を殺すパターンは呆れてしまいます、最終的に殺すなら最初から悩むなって感じです。
あくまで淡々と戦う主人公が個人的には好きです、特にスパイ物ではそうです。
12月1日に公開される007カジノロワイヤルもボンドが一人の女のために戦うとかで個人的にはがっかりしています。
ジェームス・ボンドの基本的な優先順位は仕事>女だと思いますよ、愛した相手でも敵なら容赦なく殺しますしそれで泣くというシーンはあまりありません。
MI3ではイーサン・ハントが前作にも増して私情を挟みまくり……アクション物なら別にいいのですがスパイ物としては私情を挟む主人公は駄目です。
アクション映画としてみるなら70点、スパイ映画としてみるなら10点程度の出来ですね。
あくまでアクション映画として見るのであれば面白いですよ。