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この世の中色んな娯楽作品がありますがそれぞれの別の作品のキャラクターを対決させようと言うのが本ブログの主旨です。 要望があればコメント欄にお願いします
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大神に登場するアマテラスは主人公ながら台詞が一切無い謎に包まれたキャラクターです。
性別、年齢等も一切不明の主人公について今日は語りたいと思います。

まずネット上で論争が起きたアマテラスの性別についてです。
製作者はアマテラスを性別が存在しないキャラクターとして設定しました、これはモデルである天照大御神の性別問題が絡んでいるからでしょう。

今では女性の神様として通っている天照ですが昔は男の神様として通っていました。
つまり天照は途中で性別が変わってしまった神様なのです、スタッフとしては頭を悩ませたと思います。

今でこそ女性神として通っていますが天照は男性神だと言う人も居ます、と言うよりは元は男性の神様であったのだから男性としても何の矛盾点もありません、しかし世間一般の常識としての天照は女性ですから本当にスタッフは悩んだ事でしょう。

ちなみに何故アマテラスが狼なのかと言う点はついて狼にしとけば性別がどっちか分かり難いという判断ではなく開発当時から狼が主役のゲームと決まっていたからです。

アマテラスには性別が存在しないと言う設定ですが劇中の描写を見るに性別が存在しなくてもかなり男性に近い存在なのではないかと思われます。
劇中アマテラスはよく女性の裸や胸に見惚れていました、酷い時には相手の顔を見ずに胸しか見ていないという事もあります。

ですが劇中ヤツフサと言う人物がアマテラスの事を美しい女性と発言します。
彼は盲目で人の真の姿が見えるらしくアマテラスは狼ながら美しい女性と言われています。

この発言でアマテラスはやっぱり女性だ!と言う意見が爆発的に増えたのですが私は性別としての美しい女性発言ではないと考えています。

恐らくアマテラスの人間(狼?大神?)性が美しい女性の様であると言う意味であり、単に性別が女性と言う意味で取るのはいささか単純すぎると思います。

アマテラスの劇中での性格は

年中ぼ~っとしていて基本的にはとぼけている
戦いになるとアグレッジブでどんな相手でも容赦せず徹底的に叩きのめす
巨乳好きで女性の裸に見惚れているシーンが多い
厄介ごとに自分から首を突っ込むタイプ
お人好しですぐに人を信用する、その性格が災いして人が死んだ事もある
調子に乗りやすい性格だがかなり食えない面もある
人を小馬鹿にした様な態度を取る事が多い
とても勇猛果敢でどんな相手でも臆する事無く立ち向かう

こんな感じですね、どちらかと言えば熱血タイプですがその割には食えない面がかなり多い主人公です。
性格的な面ではやはり男性に近いものがあります、少なくとも美しい女性の様な可憐な性格とは言えないでしょう。
神様なので優しい面もあるのですが基本的には食えない性格をしたキャラクターですね、掴み所が無いとも言えます。

アマテラスの性別に関してはそう言った概念が存在しないという結論になりますが性格的な面ではかなり男性寄りなキャラクターと思われます。

年齢に関しては最低でも数百歳以上でしょう、もっと高齢の可能性も有ります。
年齢を重ねている割には子供っぽい所や単純な所も多分に見られますが知能に関しては普通の人間以上と考えるのが妥当でしょう。
ただアマテラスに人知を超えたとんでもない知能があるかと言われればいささか疑問ではあります。

神としての力筆しらべは自然界の力を操る物がメインですが一閃や輝玉の様に破壊以外の用途が存在しない筆しらべもあります。
これは大神の世界観において再生には破壊も必要であるとの考えの表れでしょう。
ただ直すだけではなく破壊も真の意味での再生に繋がる、これが大神の世界観においての再生の定義であると考えられます。

これは妖怪達が倒れる時、花となり自然に帰る点からも見られます。
つまり
妖怪を倒す行為(破壊)によって花になり自然に戻る(再生)これらのステップを踏んで初めて妖怪は浄化され自然に戻る事ができるのです。

そして再生としての破壊を司る力としてアマテラスに与えられたのが神の武器神器と筆しらべ一閃、輝玉であると考えられます。
つまりアマテラスにとっては再生も破壊(自然を守る為に必要な破壊)も同じ意味を持つ行為であると考えられます。

しかし過度の破壊、それこそ自然の生態系を狂わせるほどの破壊はアマテラスにとって敵となる存在でしょう。
妖怪達はその一例です、自然が転じた物でありながら自然を壊す。
ですが妖怪にとっては自然が自分達と同じになる事に意味があるのです。
妖怪は自然を破壊する事によって自分達の暮らしやすい環境を作り出しているのです。
そう妖怪達もまた破壊による再生と同じ行為をしていると言う事になります。

彼等にとっては闇こそが平和であり自然な環境です、アマテラスによって浄化された自然を破壊し自分達が住みやすい闇に包まれた環境を再生する。
本質的にはアマテラスと妖怪のやっている事は同じなのです。
何故アマテラスは妖怪を倒すのか?それは妖怪にとっては暮らし易い環境でも他の大多数にとっては暮らし難い環境であるからです。
ある意味でとても合理的な考え方をアマテラスはしていると言えます。

そしてそれは人間のためだけではなく自然界全体のために行っている事です。
もしも人間が地球の生態系に重大な被害を及ぼしたのならアマテラスは人間を倒し自然を浄化するでしょう。
そうなった場合アマテラスは人間にとっての敵ですが自然界全体から見れば正義です。
アマテラスはあくまでも自然を守るための存在であり人間を守る存在ではないと言う事です。
自然界の摂理から人間が外れ自然を破壊するのならばアマテラスは喜んで人間の敵となるでしょう。

つまりアマテラスが守る人間とは自然の一部としての人間であり、単に人間と言う生命体を守っているわけでないと私は思います。
あくまで自然と共存している人間をアマテラスは守るのであり自然界の掟から外れた人間を守る事は恐らくしないでしょう。

この定義は平成ガメラシリーズのガメラの存在意義に似ています。
ガメラの劇中度々出てくるのはガメラは自然の守り神であり人間だけの守り神ではないと言う台詞です。
恐らくアマテラスもこの定義に当てはまるタイプの主人公であると今回の考察で私は結論付けます

今回の考察は大神におけるアマテラス像を自分なりに解釈したものです。
人それぞれアマテラスに関して違う考え方を持っていると思います。
今回の考察はアマテラスについて一人の男が思っている事であると受け取って頂けたら幸いです。

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